HOME材料・素材・技術分野 > 風合いの付与と評価 −肌触り、手触りの向上−

風合いの付与と評価
−肌触り、手触りの向上−


 「風合い」は、感性価値の重要な指標のひとつで、衣服やテキスタイルにおける、生地や織物の肌触り、手触りなどの触感の表現として古くから使われてきました。各製品への風合いの付与は、高級感や快適性の向上へとつながることから、風合いを物理的な特性によって客観的に評価する手法が開発・実用化されています。
 本書は、繊維製品や紙おむつなどに風合いを付与する技術や、風合いを評価する手法とその事例について、文献や特許情報をもとに、最新の情報を整理しまとめたものです。
 
    □体裁 A4判210ページ
    □価格 本体46,000円+消費税
    □送料 弊社負担
    □発行 2018年4月

章 目 次

 第1章 風合い概論
 第2章 風合いの評価技術
 第3章 注目される公開特許
 第4章 最近の研究・開発事例

詳 細 目 次

 
第1章 風合い概論 1
 1.1 風合いの定義・概要 1
  1.1.1 風合いとは 1
  1.1.2 風合いの重要性 1
  1.1.3 風合い表現 3
  1.1.4 風合いの規格 5
 1.2 風合い技術 7
  1.2.1 風合い研究の重要性 7
  1.2.2 風合い研究の変遷 8
   (1) 文献・特許の公開の推移 8
   (2) 風合い研究の動向 10
  引用文献(第1章) 11
 
第2章 風合いの評価技術 13
 2.1 主観評価と客観評価 13
  2.1.1 官能評価試験(主観評価の数値化) 13
  2.1.2 風合い客観評価システム(KES法)の開発 14
   (1) 開発の経緯 14
   (2) 主観評価の標準化と風合いの数値化 15
   (3) 主観評価の客観評価への変換 17
    A. 引張変形特性 19
    B. 曲げ変形特性 20
    C. せん断変形特性 21
    D. 圧縮変形特性 22
    E. 表面特性 23
  2.1.3 KES法の課題 25
   (1) 熟練者の主観評価と判別式による客観評価の差 26
   (2) 時代により変化する感性への対応 26
   (3) 新しい風合いの創出への対応 27
  2.1.4 KES法の適用事例 27
   (1) 春夏用スーツ地の開発 27
   (2) 紳士シャツ生地・バスタオル生地の開発 28
   (3) ティッシュペーパーの風合い評価 33
 2.2 風合い評価技術の応用 34
  2.2.1 繊維製品(衣料・布・繊維)への応用事例 34
   (1) 編布肌着 34
   (2) 残布を再生した反毛布 36
  2.2.2 その他の製品への応用事例 39
   (1) 衣料用皮革の風合い 39
   (2) 高齢者用パンツ型紙おむつのはき心地 42
   (3) 紙おむつトップシートの基本風合いおよび総合風合い 45
   (4) 高級印刷用紙の風合い 48
  引用文献(第2章) 50
 
第3章 注目される公開特許 52
 3.1 繊維製品(衣料、布、繊維など)への風合い付与 53
  3.1.1 機能・特徴別 53
   (1) 伸縮性 53
   (2) 接触冷温感 55
   (3) 嵩高性(軽量、保温性、弾力性) 57
    A. 紡績糸・布帛 57
    B. 中綿・詰め綿 58
   (4) 速乾性(吸汗・吸水・吸湿性) 61
   (5) ピリング性(毛羽立ち) 64
   (6) その他の機能・特徴 66
  3.1.2 材質別 67
   (1) セルロース系繊維 68
   (2) ポリエステル系繊維 69
   (3) アクリル系繊維 72
   (4) ナイロン系繊維 74
  3.1.3 用途別 76
   (1) デニム地 76
   (2) ハンカチ 77
   (3) タオル地 78
   (4) 裏地 80
   (5) マスク 81
   (6) その他 82
 3.2 その他の製品への風合い付与 84
  3.2.1 吸収性物品 84
   (1) 柔軟性 84
   (2) 通気性 88
   (3) その他の機能・特徴 90
  3.2.2 皮革製品 93
   (1) 合成皮革 93
    A. 柔軟性 93
    B. 平滑性 94
    C. 乾湿感(しっとり感・さらさら感など) 97
    D. その他の機能・特徴 98
   (2) 天然皮革 100
  3.2.3 不織布 102
   (1) 伸縮性 102
    A.弾性繊維による伸縮性付与 103
    B.熱収縮による伸縮性付与 105
   (2) 嵩高性 107
   (3) 通気性(ドライ感、透液性など) 110
   (4) 弾力性・クッション性 111
   (5) 平滑性 113
   (6) その他の機能・特徴 115
  3.2.4 フィルム・シート類 118
   (1) 柔軟性 118
   (2) 通気性(透湿性、水蒸気透過性など) 120
   (3) 平滑性 122
   (4) 立体感 123
   (5) その他の機能・特徴 125
  3.2.5 紙類 127
   (1) 衛生用紙 127
   (2) 拭き取り紙 130
   (3) その他の紙類 131
  3.2.6 繊維処理剤 134
   (1) 柔軟剤 134
   (2) 繊維用洗浄剤 136
   (3) その他の繊維処理剤 137
 引用文献(第3章) 139
 
第4章 最近の研究・開発事例 145
 4.1 風合い評価技術 145
  4.1.1 風合い表現に関する研究・開発事例 145
   (1) 布風合いにおける「しっとり感」の評価 145
    A.布から受ける触知覚の評価 145
    B.「しっとり感」の言語表現の比較(日本語と英語) 148
   (2) 布の価値に関する因子の感性評価 149
   (3) オノマトペ分布を利用した触感の可視化 152
  4.1.2 触感覚の計測に関する研究・開発事例 156
   (1) 手指による触診動作の計測 156
   (2) 触荷重と布の物理特性 157
   (3) 静電容量型力覚センサーによる手触り肌触り感の評価 159
   (4) 触覚感測定器および触覚感測定システムの開発 162
   (5) 手触り感計測装置の開発 165
   4.1.3 生体反応による風合い評価に関する研究・開発事例 167
   (1) 脳波による肌触りの評価 167
   (2) 肌触りが生体に及ぼす影響 169
   (3) 視覚的風合いの客観的な評価 171
 4.2 風合い付与技術 174
  4.2.1 繊維製品に関する研究・開発事例 174
   (1) 絹製品の風合い付与に関する研究・開発事例 174
    A.薄地織物と厚地織物の力学・表面特性と風合い値の比較 174
    B.糸の撚数と力学特性および風合いとの関係 176
    C.先練り綾織物の熱・水分特性 177
    D.結城紬の機能性評価 179
   (2) 夏物機能性肌着素材の性能と風合い 184
   (3) ニット地の編成組織と風合い評価 187
   (4) 紳士服裏地素材の肌触りと物性値の関係 190
   (5) ソックスの風合いと物理特性 194
   (6) 素材、種類、太さによるドビー織布おむつの風合い 195
   (7) 柔軟剤処理による風合いの変化 198
  4.2.2 その他の製品への風合い付与に関する研究・開発事例 200
   (1) スパンボンド不織布の成形性と物性 200
   (2) カチオン系界面活性剤による家庭用紙の風合い向上 204
   (3) 低密度化剤による紙の嵩高性の向上 205
 引用文献(第4章) 208
おわりに 210

□ このページのトップへ
□ 材料・素材・技術分野の目次へ