HOME材料・素材・技術分野 > 異種材料接合の最新技術

異種材料接合の最新技術


 異なった材料の組み合わせを最適化する接合技術は、部材の強度、耐熱性や耐食性などの性能向上はもちろん、意匠性改善のための新規機能付加等にも用いられ、自動車、通信、半導体など様々な分野で適用される重要な技術です。異種材料接合技術には使用目的に応じた多くの種類があり、接合面積、適用可能温度、接着剤利用、直接接合など状況に応じた方法が適用されています。例えば、めっき、溶射、蒸着のような比較的ポピュラーな皮膜形成技術も日々改善改良がなされています。  本調査レポートでは、異種材料における各種接着・接合工法の原理・メカニズム、接合界面の構造解析、接合力評価および各産業での実用化を目的とした最近の研究開発、接着・接合に関する最近の特許情報について、特に、自動車部材や電子機器向けに期待が大きい「樹脂と金属」、「異材金属」、「セラミックスと金属」に関する接着接合を中心にまとめました。



    □体裁 A4判351ページ
    □定価 71,400円(本体68,000円、消費税3,400円)
    □送料 弊社負担
    □発行 2012年1月

章 目 次

 

第1章 異種材料の接着・接合技術の現状
第2章 樹脂と金属材料の接着接合
第3章 異種金属(異材)接合
第4章 ガラス・セラミックスの接着接合


詳 細 目 次

 
第1章 異種材料の接着・接合技術の現状 1
 1.1 期待される接着接合技術例 1
  1.1.1 MEMSデバイスにおける接合技術 1
  1.1.2 樹脂製自動車部品の接合技術 2
  1.1.3 自動車のアルミニウム材料置換に向けた接合技術 3
   (1) アルミニウムと鋼の接合方法 3
   (2) 摩擦撹拌接合(FSW)とレーザ・アーク・ハイブリッド溶接 5
   (3) 接合・複合技術のロードマップ 7
 1.2 接着接合技術の研究と開発 9
  1.2.1 溶接における異種材料接合の研究 9
   (1) 国内における溶接・溶射の研究 9
   (2) 海外での接着接合に関する研究 10
  1.2.2 最近の国内公開特許 13
第2章 樹脂と金属材料の接着接合 18
 2.1 接着接合界面の機構 18
  2.1.1 接着接合機構 18
   (1) 金属表面のアンカー効果 18
   (2) 水素結合 19
   (3) シランカップリング剤による化学結合 20
   (4) 静電気と拡散 22
  2.1.2 樹脂の接着接合法と界面の状態 23
   (1) 接着剤による接着 23
   (2) 樹脂の溶着による接着 26
   (3) 表面の改質による接着 30
  2.1.3 接着接合界面の評価分析 36
   (1) ポリエチルアクリレート/銀の熱分析(静岡大学) 36
   (2) 飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)(東レリサーチセンター) 39
   (3) MD法によるグラフト高分子鎖のシミュレーション(科学技術振興機構) 43
   (4) ポリイミドフィルムとNi/Cr表面間の接着評価(東北大学) 47
   (5) PTFE薄膜の表面界面状態と密着強度評価(金沢大学) 51
   (6) Si/PAE薄膜界面の非時間依存型破壊の密着性評価(東京大学) 53
   (7) SAICAS法によるレジスト膜/Siウエハの剥離強度評価(ダイプラ・ウインテス) 56
 2.2 各種接着・接合法 59
  2.2.1 接着剤への要求と最新の接着剤 60
   (1) グリシジル基を有するポリシルセスキオキサン(関東学院大学他) 60
   (2) 高周波誘電加熱によるガラスの速硬化接着 63
   (3) 高耐熱性接着剤 66
   (4) 高信頼性接着剤(弾性接着剤) 66
   (5) はんだ代替導電性接着剤 67
   (6) 解体性接着剤の技術開発動向 68
  2.2.2 超音波による異種樹脂接合 71
   (1) 超音波プラスチック溶着の熱融着理論についての検討 71
   (2) 高分子材料と周波数特性 74
   (3) 超音波接合における接含界面の微細構造 78
   (4) 超音波溶着機の応用技術 83
    A.超音波溶着機(日本エマソン) 83
    B.超音波・振動接合の利用事例(ダイキョーニシカワ) 85
  2.2.3 レーザによる溶着 86
   (1) レーザ樹脂溶着法の原理 87
   (2) レーザ溶接溶着等の接合機能 88
   (3) レーザ溶着の界面における応力の観察(名古屋大学他) 90
   (4) エラストマーシートを用いたレーザ接合(岡山県工業技術センター他) 96
   (5) レーザ装置および周辺部材の検討 100
    A.レーザの光源と樹脂の波長特性(電気通信大学) 100
    B.半導体レーザ(LD)加熱装置(浜松ホトニクス) 103
    C.樹脂の赤外線吸収帯に対応するレーザの検討(電気通信大学) 106
    D.レーザ溶着装置と照射方法(パーカーコーポレーション) 111
    E.樹脂シート用レーザ溶着装置の開発(ニチワ) 113
    F.レーザビームを利用した高速樹脂溶着(レーザックス) 116
    G.レーザ接合用着色材(オリエント化学工業) 117
  2.2.4 射出成形 120
   (1) アルミニウムと樹脂の接着技術「アルプラス」(コロナ工業) 121
   (2) アルミニウムと樹脂の接着技術「CB処理」(新技術研究所) 124
   (3) NMT法と新NMT法(大成プラス) 126
   (4) TRIシステム(東亜電化) 129
   (5) DSI加熱融着技術(日本製鋼所) 130
   (6) 複合成形法「Quic-10」(ポリプラスチックス) 133
   (7) その他の射出成形による樹脂と金属の接合技術 134
  2.2.5 直接低温接合 135
   (1) レーザ直接接合(大阪大学他) 135
   (2) LAMP接合継手のTEM観察とEDS分析(大阪大学他) 138
   (3) プラスチックへのめっき 141
   (4) PTFEの表面改質によるCuの直接接合(東海理化他) 142
第3章 異種金属(異材)接合 146
 3.1 金属同士の接合および界面の状態 146
  3.1.1 金属の主な溶接・接合法 146
   (1) 溶接・接合法の分類 146
   (2) 異種金属間の状態 146
   (3) インサート材の利用 147
   (4) ろう付・はんだ付 148
   (5) 剥離を考慮したリバーシブル接合 149
  3.1.2 溶融接合 151
   (1) アーク溶接 151
   (2) レーザ溶接 153
   (3) 抵抗溶接 156
  3.1.3 液相拡散接合と固相拡散接合 159
   (1) 液相拡散接合 159
   (2) 固相拡散接合 160
    A.圧入プロジェクション接合法(オーハシテクニカ) 160
    B.HIP処理(金属技研) 162
  3.1.4 固相接合 164
   (1) 超音波接合(日本アビオニクス) 164
   (2) 摩擦撹拌接合 168
 3.2 材質別の接着接合技術 174
  3.2.1 アルミニウム材の接合 174
   (1) アルミニウム合金の摩擦攪拌点接合法FSJ (川崎重工業) 174
   (2) レーザ圧接(阿南工業高等専門学校) 177
   (3) ニッケル粉末を充填したジュール熱による接合(沖縄県工業技術センター他) 180
   (4) 電磁圧接による亜鉛めっき鋼板とアルミニウム薄板の重ね接合(都立産技高専他) 182
   (5) Snめっきされた銅被覆鋼とアルミニウムによるリード線溶接(日本ケミコン他) 185
   (6) アルミニウム合金と亜鉛めっきした鋼板のFSJ(川崎重工業) 188
  3.2.2 チタン材の接合 190
   (1) チタンおよびチタン合金と異種材料との接合技術(日本チタン協会) 190
   (2) TiAl系合金の酸化皮膜剥離挙動(横浜国立大学) 193
   (3) チタンワイヤの溶接(大同特殊鋼) 196
  3.2.3 鉄系材料の接合 198
   (1) 溶接構造用鋼(新日本製鐵) 198
   (2) FSWとFSP(大阪大学) 201
   (3) 高融点金属を接合できるFSWツール(東北大学・日立製作所) 207
   (4) レーザ溶接継手ビード形状(広島県立総合技術研究所) 209
   (5) 亜鉛インサートを用いた鋼とマグネシウム合金の接合(大阪大学他) 212
  3.2.4 金属ガラス 214
   (1) 金属ガラスのFSW(日立製作所) 215
   (2) 金属ガラスのマイクロ抵抗スポット溶接法 (兵庫県立大学) 218
   (3) Ni基金属ガラス箔のレーザ溶接 (大阪大学) 220
   (4) 金属ガラスのはんだ付性(大阪大学) 223
   (5) 金属ガラスの生体活性化(東京工業大学) 226
 3.3 金属基材への異種金属の薄膜形成 236
  3.3.1 薄膜の密着性 236
   (1) 薄膜の剥離の機構と密着性改善 236
   (2) アモフファスカーボン膜の密着性の改善 238
   (3) 薄膜の密着力と複合硬度 240
   (4) PVD薄膜の構造と界面エネルギー 244
  3.3.2 めっき 247
   (1) アルミニウム基板へのめっき処理と密着性 247
   (2) 亜鉛めっき鋼板へのシリカ添加クロメート皮膜の密着性(JFEスチール) 255
   (3) ステンレス鋼への各種めっき皮膜の密着性 257
  3.3.3 その他の膜形成 259
   (1) ステンレス鋼基板上DLC/CrN多層膜(岡山県工業技術センター) 259
   (2) Ni基単結晶超合金へのアルミナイズ(芝浦工業大学他) 262
   (3) 多結晶Ni基超合金コールドスプレー皮膜(東北大学) 263
  3.3.4 薄膜密着性の評価 268
   (1) マイクロスクラッチ試験機を用いた薄膜密着性の評価方法(レスカ) 268
   (2) スタッドピン型垂直引張試験機による密着性測定(フォトテクニカ) 272
   (3) 引張り型密着試験(JIS H 8402) 274
   (4) 引張り型ピンテスト 276
   (5) バーブ法 277
   (6) レーザスポレーション法(青山学院大学) 278
   (7) 圧子圧入試験による溶射皮膜の界面強度(新潟工科大学) 282
   (8) 改良型引張り密着試験(物質・材料研究機構) 285
 3.4 粒子接合 288
  3.4.1 粒子接合による材料の高機能化(大阪大学) 288
  3.4.2 微小放電接合法によるニッケル粒子の接合(物質・材料研究機構) 291
 3.5 粒子ペースト 295
  3.5.1 常温焼結Ag粒子ペーストの常温接合(日本学術振興会他) 295
  3.5.2 酸化銀粒子を用いた高温環境向け鉛フリー接合技術(日立製作所他) 297
  3.5.3 銅ナノ粒子を用いた配線形成と接合プロセス(大阪市立工業研究所他) 300
第4章 ガラス・セラミックスの接着接合 304
 4.1 ガラス・セラミックスの接合方法 304
  4.1.1 ガラス・セラミックスの接着接合 304
   (1) 気密接合技術(山村フォトニクス) 304
   (2) フェムト秒レーザパルスによるマイクロ接合(奈良工業高等専門学校他) 307
  4.1.2 窒化ホウ素 310
   (1) レーザブレージングによる六方晶窒化ホウ素/金属接合(鹿児島県工業技術センター) 310
   (2) Si添加した立方晶窒化ホウ素薄膜(長岡科学技術大学) 316
  4.1.3 その他の材料 320
   (1) シリコーンゴムとシリカガラスの光化学的溶接法(防衛省) 320
   (2) シランカップリング剤を用いた単結晶サファイア無電解めっき(山梨大学) 321
  4.1.4 セラミックス同士の接合技術 325
   (1) SiCセラミックスのナノ構造接合技術(東芝-電力システム社) 325
  4.1.5 サーメット材料 328
   (1) サーメット溶射粉末材料と皮膜形成方法 328
    A.炭化物サーメット粉末材料(トーカロ) 328
    B.ホウ化物系サーメット粉末材料(住友金属鉱山) 328
   (2) ZrO2/サーメット二層溶射皮膜の剥離機構の検討(AGC旭硝子) 329
 4.2 ガラス・セラミックスの低温接合技術 333
  4.2.1 LTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics)異種材料接合技術 333
   (1) LTCC異種材料接合技術の進歩(日本ガイシ) 333
   (2) 異種誘電体同時焼成技術(TDK) 336
   (3) 陽極接合できるLTCC基板(ニッコー) 339
  4.2.2 常温接合技術(表面活性化接合:SAB) 342
   (1) 常温接合(東京大学他) 343
   (2) 常温接合を用いた波長変換デバイス(中央大学) 346
  4.2.3 エアロゾルデポジション法 349
   (1) 全固体薄膜リチウムイオン電池の試作(産業技術総合研究所) 349

□ このページのトップへ
□ 材料・素材・技術分野の目次へ