機能性ゴム・エラストマーの新展開



 ゴム・エラストマー産業は、歴史が古く成熟した産業といわれ、自動車産業の発展とともに成長してきました。しかし、ゴム材料が今後さらに発展するためには、高性能化、高機能化を進めることおよび他の分野への展開が重要です。
 従来、ゴム・エラストマーは、複雑な挙動を示すため、他の素材に比べ高機能化が遅れていたといえます。現在、機能性を意図した高分子材料の開発が独自な流れを形成しつつあり、ゴム・エラストマーにおいても産業の高度化、情報化、省エネルギー、環境保全、リサイクルなどの社会的、経済的ニーズが高まり、高機能化に関し活発な技術開発が進んでいます。
 本調査レポートは、ゴム・エラストマーの高機能化に関する技術開発動向に重点を置き、下記内容を特徴としていますので幅広く活用していただけます。
(1) 物理的および物理化学的機能として熱伝導、防振、制振、衝撃吸収、形状記憶、メカノケミカルの各機能について詳述。
(2) 電気的機能として導電機能に、また、化学的機能として粘着剤、接着剤、塗料についても言及。
(3) 環境保全、リサイクルに関し、政府、業界の動き、技術動向および最近の事例について詳述。
(4) 分野別用途として自動車、土木・建築、電気・電子・OA機器に関する技術動向について詳述。
(5) 国内出願された過去4年間(1993〜1996年)の公開特許を機能別に分類整理(1051件)。

  
   □体裁 A4判 270ページ
   □税込価格 71,400
   □送料 弊社負担
   □発行 1997.6

I. ゴム・エラストマー産業
II. 機能性ゴム・エラストマーの開発動向
III. ゴム・エラストマーの環境保全とリサイクル
IV. 分野別用途開発動向
V. 付属資料

 

I.ゴム・エラストマー産業
 
1. 21世紀における素材産業の動向 1
  2. 2000年の新ゴム需要予測 2
  3. わが国ゴム工業の概況 6
 3.1 1995年の概況 6
 3.2 1996年の見通し 8
 3.3 熱可塑性エラストマー(TPE) 8
4. 機能性ゴム・エラストマー 10
5. メタロセン触媒 10
 5.1 はじめに 10
 5.2 市場 14
  5.2.1 ポリエチレン系 14
  5.2.2 新しいポリマー 15
   (1) シンジオタクチックポリスチレン(SPS) 15
   (2) シンジオタクチックポリプロピレン(SPP) 15
   (3) アイソタクチックポリプロピレン(IPP) 16
  5.2.3 今後の展望 16

II.機能性ゴム・エラストマーの開発動向
 
1. 物理的および物理化学的機能エラストマー 18
 1.1 熱伝導機能エラストマー 18
  1.1.1 概要 18
  1.1.2 熱伝導率とは 18
  1.1.3 公開特許からみた開発動向 20
 1.2 防振・制振・衝撃吸収機能エラストマー 22
  1.2.1 概要 22
  1.2.2 材料の種類および開発動向 24
   (1) 材料の種類 24
   (2) 公開特許より 25
    A. 耐衝撃性改良剤 25
    B. シリコーンゲルを用いた衝撃緩衝材・防振材 26
     a. シリコーンゲルの開発製品. 26
     b. 中空フィラー入りシリコーンゲル防振材 29
     c. 衝撃吸収・防振の用途例 29
  1.2.3 応用分野 31
  1.2.4 課題 31
 1.3 形状記憶機能エラストマー 32
  1.3.1 概要 32
  1.3.2 種類と構造 32
   (1) ポリマーの構造特性と種類 32
   (2) 形状記憶/回復の仕組み 34
  1.3.3 特性 36
   (1) 基本的物性 36
   (2) 成形加工性 36
   (3) ポリマーの特徴と形状記憶合金との相違 37
  1.3.4 開発動向 38
   (1) 公開特許からみた開発動向 38
    A. 主な出願企業と出願件数および出願分野 38
    B. ポリマー種類別の主な公開特許 40
   (2) 材料の開発動向 47
    A. ポリノルボルネン系ポリマー 47
     a. ノーソレックス」 47
     b. ゼオンシェイブル」 48
     c. ポリノルボルネン系ポリマーの溶液化 49
    B. スチレン−ブタジエン系ポリマー 50
     a. アスマー」の特徴と一般物性 50
    C. ポリイソプレン系ポリマー 51
     a. トランス−ポリイソプレンの一般的性質 52
     b. 配合例と変形回復性能 53
     c. 射出成形と成形体の物性 55
    D. ポリウレタン系ポリマー 56
     a. ダイアリー」の開発 56
     b. 原料成分と合成方法 58
     c. 種々のTgを有するポリウレタンエラストマーの合成 59
    E. ポリエステル系ポリマー 61
    F. ポリオレフィン系ポリマー 62
    G. アクリル系、スチレン−アクリル系および含フッ素系ポリマー 64
     a. MMA−アクリレート系共重合体 64
     b. スチレン−アクリル系および含フッ素系のINP 64
    H. 合成ゴム系 65
     a. 形状記憶性付与の方法 65
     b. 分散剤の作用 66
  1.3.5 製品形態と応用分野 66
   (1) 製品形態の拡がり 66
   (2) 応用分野 67
 1.4 メカノケミカル機能エラストマー 69
  1.4.1 概要 69
  1.4.2 分類と構造 69
   (1) 構造 71
    A. 構成する相と溶媒による分類 71
    B. 網目の結合方法 72
    C. ミクロゲル 72
   (2) 構成する基本成分 73
    A. ゲル網目を構成する高分子 73
    B. 架橋構造 73
    C. ゲル中の液体 74
  1.4.3 特性 75
   (1) ゲルの膨潤・収縮と浸透圧 76
   (2) 高分子ゲルの体積相転移現象 77
   (3) 種々の刺激による相転移 79
    A. 温度変化による相転移 79
    B. 溶媒組成変化による相転移 80
    C. pH・イオン組成変化による相転移 83
    D. 光による相転移 84
    E. 電場による相転移 85
  1.4.4 機能と応用 85
   (1) アクチュエータ 86
    A. 溶媒駆動型ゲルアクチュエータの例 86
    B. 電気刺激型ゲルアクチュエータの例 87
    C. 医療用途への応用 89
   (2) 物質担持機能と徐放化機能 90
  1.4.5 製品形態と応用分野 91
2. 電気・電子機能エラストマー 92
 2.1 導電性エラストマー 92
  2.1.1 概要 92
  2.1.2 種類と構造 93
  2.1.3 特性 94
  2.1.4 開発動向 98
   (1) イオン伝達性エラストマー 98
   (2) 異方導電性エラストマー 98
   (3) 感圧導電性エラストマー 99
   (4) PTC発熱体 100
   (5) 公開特許より 100
    A. シリコーンゲル多孔質導電体 100
  2.1.5 製品形態と応用分野 102
3. 化学的機能エラストマー 105
 3.1 粘着剤 105
  3.1.1 概要 105
   (1) ゴム系粘着剤 108
   (2) アクリル系粘着剤 109
   (3) シリコン系粘着剤 110
  3.1.2 機能の付与 112
 3.2 接着剤 118
  3.2.1 概要 118
  3.2.2 接着剤の種類と組成 119
  3.2.3 技術開発動向 125
 3.3 塗料 129
  3.3.1 はじめに 129
  3.3.2 塗料の種類 130
  3.3.3 市場 131
  3.3.3 技術開発動向 132

III.ゴム・エラストマーの環境保全とリサイクル
 
1. 環境保全 134
 1.1 ISO14000 134
 1.2 環境保全に関する政府の取り組みと業界の動き 136
  1.2.1 政府の取り組み 136
  1.2.2 業界の動き 137
   (1) 自動車業界 137
   (2) 家電業界 138
 1.3 シュレッダーダストの処理に関する企業動向 139
  1.3.1 最近の事例 139
   (1) シュレッダーダストの無害化・リサイクルを初めて事業化 日本重化学工業(株) 139
   (2) シュレッダーダストのリサイクルシステム実用化プラントの建設 トヨタ自動車(株) 139
2. リサイクル 140
 2.1 ゴム・エラストマーのリサイクル 140
  2.1.1 概要 140
  2.1.2 リサイクル技術の動向 142
   (1) 超音波による加硫ゴムの連続再生 米国 NFM社 142
   (2) 脱硫時間を大幅に短縮したゴムリサイクル新技術 豊田合成(株) 142
   (3) 廃車から回収ゴムを再利用する技術を確立 豊田合成(株) 142
   (4) 廃ゴム乾留油に微生物を作用 京都大学 鳥取大学 ニッタ(株) 143
  2.1.3 リサイクル製品 143
   (1) ゴムブロック・ゴムマット 143
   (2) ゴム舗装材 143
   (3) バラストマット・スラブマット 144
   (4) その他 144
 2.2 プラスチックのリサイクル 144
  2.2.1 概要 144
  2.2.2 リサイクル技術 145
   (1) 混合樹脂廃材を対象としたリサイクル技術 145
   (2) 繰り返しリサイクル可能なポリマーアロイ 146
 2.3 タイヤのリサイクル 146
 2.4 バンパのリサイクル 147
 2.4.1 概要 147
  2.4.2 リサイクル技術 148
 2.5 リサイクルビジネス 148
  2.5.1 最近の事例 148
   (1) ナイロンタイヤコードから再生ナイロン樹脂事業 日東化工(株) 149
   (2) 廃タイヤから再生したゴム加工の生産・販売を本格化 ディスカバリー 149
   (3) 廃タイヤリサイクル事業に進出 丸紅(株) 川崎重工業(株) 149
   (4) 薬品による廃タイヤやゴムスクラップのリサイクル 田中商事 STI-Kポリマー 149

IV.分野別用途開発動向
 
1. 自動車 150
 1.1 はじめに 150
 1.2 ボディー 153
 1.3 内装材料 154
  1.3.1 インストルメントパネルまわり 154
  1.3.2 エアバッグシステム 154
   (1) はじめに 154
   (2) エアバッグ材料 156
  1.3.3 シート 159
  1.3.4 トリム部品 160
 1.4 外装材料 160
  1.4.1 バンパ 160
  1.4.2 その他 161
2. 土木・建築 161
 2.1 概要 161
 2.2 シーリング材 164
  2.2.1 シーリング材の種類 164
  2.2.2 シーリング材の市場 170
  2.2.3 シーリング材の開発動向 171
   (1) シリコーン系シーリング材 171
   (2) 変性シリコーン系シーリング材 172
   (3) ポリサルファイド系シーリング材 172
   (4) 変性ポリサルファイド系シーリング材 173
   (5) ポリウレタン系シーリング材 173
   (6) 水膨張弾性シール材 174
   (7) 防カビ・抗菌シーリング材 174
 2.3 接着剤 175
  2.3.1 はじめに 175
  2.3.2 土木・建築用接着剤の規格 179
  2.3.3 土木・建築用接着剤の市場 180
 2.4 免震 181
  2.4.1 はじめに 181
  2.4.2 免震材料 183
  2.4.3 種々の免震システム 187
   (1) 最近の開発事例 188
    A. RSL免震システム 昭和電線電覧 188
 2.5 支承 191
3. 電気・電子 193
 3.1 概要 193
 3.2 技術開発動向 195
  3.2.1 導電分野 195
   (1) キーボード用接点 195
   (2) LCD用導電ゴムコネクタ 197
   (3) EMI(電磁放射障害) 197
    A. ケーブルシールド材料 200
    B. 開口部シールド材料 201
    C. 接合部シールド材料 201
    D. 導電性シールドの問題点 202
  3.2.2 絶縁分野 203
   (1) 電線・ケーブル 203
  3.2.3 OA機器 209
   (1) ロール ローラ 210
   (2) 表示・記録材料に関する公開特許から 214
    A. 画像記録剤および画像記録装置 214
     a. 架橋ゲルのゾル−ゲル転移を利用した記録剤と記録方法 215
     b. 刺激応答ゲル微粒子を用いた記録剤と記録方法 216
    B. ゲル微粒子を用いたプリンター用速乾性インク 217
    C. 表示材料 218
     a. サーモクロミック高分子ゲル 218
     b. 色調変化ゲルを用いた光学素子と光学表示板 220
     c. 点字表示用ディスプレイ 222
  3.2.4 その他 223
   (1) 電気粘性流体および弾性可変材料 223
引用文献 225

V.付属資料
 
国内出願公開特許リスト '93〜'96年  
1. 物理および物理化学的エラストマー 233
 1.1 熱伝導 233
 1.2 防振・制振 233
2. 電気的エラストマー 239
 2.1 導電・制電・除電・帯電 239
 2.2 磁性・磁気・磁石 242
 2.3 圧電 243
3. 化学的エラストマー 243
 3.1 粘着 243
 3.2 接着 244
 3.3 塗料 252
4. 環境保全・リサイクル・再生・廃棄物処理 252
5. 用途別 256
 5.1 エアバッグ 256
 5.2 膨潤・膨張 257
 5.3 シール・シーリング・止水 257
 5.4 免震支承 260
 5.5 免震 261
 5.6 ロール ローラ 262
 5.7 電線 ケーブル 267

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