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離型性向上技術
−離型剤、金型表面処理、メカニズム解析−


 離型性は金型から取り出す成形品の品質に大きな影響を及ぼすことから、様々な離型方法が検討されています。近年では、一般的な離型剤のほか、コーティングやフィルム・シートによる離型皮膜の形成、電子ビーム加工による金型表面へのテクスチャの形成(表面加工)など、離型剤の少量塗布化や離型剤レス化が進められています。さらに、製品の小型化・薄膜化の要求に伴い、微細な金型に対応した離型方法も研究開発されています。
 本書では、離型性向上を目指した新しい離型剤、離型用皮膜形成方法や表面改質処理技術、離型メカニズムの解析について幅広く取り上げ、まとめています。
 
    □体裁 A4判120ページ
    □価格 本体33,000円+消費税
    □送料 弊社負担
    □発行 2017年9月

章 目 次

 第1章 離型技術の現状と課題
 第2章 離型性に影響する因子および離型剤の効果の解明
 第3章 離型剤による離型技術
 第4章 金型表面処理およびフィルムによる離型技術
 第5章 離型周辺技術

詳 細 目 次

 
第1章 離型技術の現状と課題 1
 1.1 離型技術の概要 1
 1.2 離型剤の利用 1
  1.2.1 外部塗布型離型剤による離型 2
   (1) 離型剤の種類 2
   (2) 水溶性離型剤 3
   (3) 油性離型剤 4
   (4) 断熱性離型剤 4
  1.2.2 内部離型剤による離型 5
 1.3 表面処理による離型 5
  1.3.1 コーティング皮膜 5
  1.3.2 表面改質処理 6
 1.4 フィルムによる離型 7
 1.5 出願特許から見た離型技術に関する課題 7
   (1) 出願対象の分析 7
   (2) 出願目的の分析 8
 【引用文献】(第1章) 9
 
第2章 離型性に影響する因子および離型剤の効果の解明 11
 2.1 離型メカニズムの解明と機械的な対策の検討 11
  2.1.1 射出成型金型の表面粗さと離型抵抗の関係 11
  2.1.2 インプリントのモールド離型における不良発生のメカニズム 12
  2.1.3 ナノインプリントにおける離型破断欠陥の検証 15
   (1) 離型による破断欠陥率の検証 16
   (2) 機械的離型方法の工夫による欠陥抑制の検証 18
   (3) 機械的離型力のシミュレーション解析 20
  2.1.4 半導体樹脂封止用金型における放電加工面と成形樹脂との離型性の検討 22
 2.2 ダイカスト用離型剤の離型性に及ぼす影響の解明 25
  2.2.1 離型剤付着現象の予測 25
  2.2.2 離型力測定法の検討 26
  2.2.3 粉体離型剤の熱伝導率測定 29
 【引用文献】(第2章) 31
 
第3章 離型剤による離型技術 32
 3.1 金型表面への離型剤塗布による離型技術 32
  3.1.1 コンクリート型枠用離型剤 32
   (1) 圧搾空気で脱型する離型剤 32
   (2) 反復使用可能な常温硬化型離型性塗膜 34
  3.1.2 ダイカスト用離型剤 37
   (1) 水性原液ミスト型離型剤 37
   (2) 大物ダイカスト用高分子網目シリコーン離型剤 39
   (3) 油性離型剤 41
   (4) コロイドシリカ化合物を用いた微量塗布型水溶性離型剤 42
  3.1.3 白色離型剤(非カーボン系) 43
   (1) 熱間鍛造用白色離型剤 43
   (2) 長軸物連続打ちフルワーク鍛造における白色離型剤 44
  3.1.4 粉体離型剤 45
   (1) 潤滑液内包有機粉体離型剤 45
   (2) ガラスビーズ含有タイヤ内面用離型剤 49
 3.2 成形材料への離型剤添加による離型技術 50
   (1) エンジニアリングプラスチック成形におけるワックス添加 51
   (2) 高耐熱性エンジニアリングプラスチック添加用離型剤 52
   (3) 植物生産物による離型剤 53
   (4) 強化複合材料用内部離型剤 55
 【引用文献】(第3章) 55
 
第4章 金型表面処理およびフィルムによる離型技術 57
 4.1 コーティング皮膜よる離型技術 57
  4.1.1 離型性に優れる無電解ニッケル合金めっき膜 57
   (1) フッ素樹脂微粒子分散めっき膜 57
   (2) ニッケル(Ni)・タングステン(W)・リン(P)三元合金めっき膜 58
   (3) カニゼンめっき+クロムめっき 58
  4.1.2 フッ素系皮膜のコーティング 58
   (1) 高耐久フッ化炭素系化学吸着膜 58
   (2) パーフルオロアルキル基を有する薄膜形成 62
   (A) 真空蒸着法によるフッ素樹脂膜の形成 62
   (B) コールドスプレー(CS)法によるフッ素樹脂膜の形成 64
  4.1.3 DLC皮膜の形成 67
   (1) レンズ金型用耐熱DLC離型膜 67
   (2) フィルタードアーク蒸着による離型膜 68
   (3) スパークレスアーク(SLA)法によるガラスレンズ成形金型用水素フリーDLC膜 71
  4.1.4 蒸着法による硬質皮膜コーティング 72
   (1) パルスDC−PCVD法による硬質皮膜の形成 73
   (2) プラスチック金型用PVDコーティング膜 74
  4.1.5 その他のコーティング 76
   (1) 亜鉛合金ダイカスト用セラミック系コーティング 76
   (2) 炭化タングステン(WC)・コバルト(Co)超硬合金 77
   (3) バリア膜・離型膜・防汚膜で構成された耐熱性コーティング膜 77
   (4) ロールモールド用離型層 79
 4.2 表面改質処理による離型技術 81
   (1) イエプコ表面改質処理技術による離型性向上 81
   (2) タフラット処理技術®による離型性向上 83
   (3) MKS処理®およびα処理®による離型性向上 84
   (4) フラワーパターンサーフェス形成加工 85
   (5) ニューカナック処理による離型性向上 87
   (6) 鋭角で不規則な形状に形成させた建築材押出成形金型 88
 4.3 フィルムによる離型技術 90
   (1) 成形転写用オレフィン系離型フィルム 90
   (2) シリコーンフリー離型PETフィルム 91
   (3) Siナノ密着層を利用した拡張表面活性化接合法 93
   (4) ナノインプリント用熱可塑性含フッ素樹脂レプリカモールド 96
   (5) 非移行性・耐ブロッキング性を有する離型フィルム 98
   (6) 帯電防止性を有する離型フィルム 100
   (7) 熱可塑性エラストマーフィルムによるタイヤ加硫用ブラダーの離型 101
 【引用文献】(第4章) 103
 
第5章 離型周辺技術 106
 5.1 生産性向上に有効なシミュレーション技術 106
   (1) 板状ワークの離型性を考慮した成形シミュレーション 106
   (2) ダイカスト鋳造品の割れ推定法 110
 5.2 離型剤が原因となる成形不良低減技術 111
   (1) 金型表面へのディンプル形成による成形不良低減 111
   (2) ダイカストにおける離型剤濃度の安定化による不良低減 112
   (3) 白色離型剤の潤滑油への混入防止による生産性向上 114
   (4) コンクリート強度に及ぼす型枠剥離剤の影響 114
 5.3 離型剤塗布関連技術 116
   (1) 塗布技術 116
   (2) 塗布状態検出技術 118
 【引用文献】(第5章) 120

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