超臨界流体の新しい応用




 物質の臨界点以上の温度・圧力にすると、それ以上の温度・圧力をかけても凝縮しない高密度な流体相になり、超臨界流体(Super Critical Fluid:SCF)になります。超臨界流体は一般に物質を溶かす能力が格段に大きく、拡散係数や熱伝導率が液体よりも大きく、粘度は液体よりも低く、気体のような輸送物性を示すことが知られています。
 このように特異な性質を示す超臨界流体の工業面での応用は高圧装置・コスト・取扱いなど問題が多くて、コーヒーからの脱カフェイン、ビールのホップ成分の抽出の溶媒として実用された程度でした。最近では超臨界流体の性質が詳細に解明されてきたのに伴い、フレーバー・色素・医薬品の抽出、化学薬品・セラミックス微粒子の合成、廃棄物処理における反応媒体などに幅広く実用検討されるようになってきております。
 本書は超臨界流体の新しい応用例を特許面から調査したものです。新しい物質・製品の開発の一つの手法として参考いただければ幸いです。
   

   □体裁 A4判 216ページ
   □税込価格 60,900
   □送料 弊社負担
   □発行 1996.7


 第1章 超臨界流体の概論
 第2章 超臨界流体の分野別利用
 第3章 公開特許資料

 

第1章 超臨界流体の概論
 
1.1 超臨界流体の性質・特徴 1
 (1) 超臨界流体とは 1
 (2) 超臨界流体の種類 2
 (3) 超臨界流体の特性 4
  1) 溶媒特性 4
  2) 溶液構造 6
  3) 平衡・輸送特性 7
1.2 超臨界流体の応用 10
 (1) 抽出 10
 (2) 分離 13
  1) 超臨界クロマトグラフィー 13
  2) 晶析 15
 (3) 濃縮 17
 (4) 反応 19
  1) 反応平衡の制約解除・ 20
  2) 反応生成物の副反応の回避 20
  3) 重合反応における分子量分布の制御 20
  4) 鎖状炭化水素の異性化反応 20
 (5) 分解 20
 (6) 燃焼 23
 (7) 材料製造 24
 (8) 分析 25
 (9) その他 26
  1) 乾燥 26
  2) 脱溶剤・洗浄 26

第2章 超臨界流体の分野別利用
 
2.1 食品 29
 (1) コーヒー・お茶 30
 (2) ビール 32
 (3) フレーバー・調味料 33
 (4) 香辛料 36
 (5) 健康食品 38
 (6) 低コレステロール食品 41
 (7) 食用タンパク質 42
 (8) その他 43
2.2 香料 49
 (1) 精油・ 49
 (2) その他 49
2.3 色素 51
2.4 薬品・化粧品 53
 (1) 薬効成分・生理活性物質 53
 (2) 抗酸化・抗菌物質 56
 (3) 化粧品、その他 58
2.5 アルコール 60
2.6 たばこ 63
2.7 酵素・菌体 66
2.8 化学品 69
 (1) 異性化反応・異性体分離 69
 (2) 触媒反応 70
 (3) その他 73
2.9 プラスチック・ゴム 76
 (1) 揮発性成分の除去 76
 (2) ポリマーの合成 78
 (3) オリゴマー・ポリマーの分画 79
 (4) 発泡体・多孔体 80
2.10 塗料・接着剤 83
 (1) 塗料 83
 (2) 接着剤・離形剤 85
2.11 繊維・複合材 88
2.12 金属 90
2.13 無機化合物・セラミックス 93
 (1) 多孔体 93
 (2) セラミック膜 96
 (3) その他 97
2.14 微粒子 100
2.15 電気・電子部品 103
 (1) 部品洗浄 103
 (2) その他 106
2.16 石炭・石油・エネルギー 108
2.17 廃棄物 112
 (1) ガス化・油化・燃焼 113
 (2) 廃液処理 115
2.18 超臨界抽出・分離関連装置 118
2.19 超臨界クロマトグラフィー 123

第3章 公開特許資料
 

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