HOME材料・素材・技術分野 > テクニカル・テキスタイルの用途開発と市場動向

テクニカル・テキスタイルの用途開発と市場動向


 欧米の繊維産業は、衣料用途については中国をはじめとする新興国へと移っていき、産業用途などの非衣料用途への転換が進みました。これらの産業用途への応用は高度で革新的な技術を伴っており、これをテクニカル・テキスタイルと称し、新しいジャンルになっています。
 本調査レポートは、テキスタイル・ジャーナリストとして第一線で活躍する米長粲によるもので、技術開発と用途開発が進んでいる先進国のテクニカル・テキスタイルの技術内容と用途開発および市場動向について、欧米とわが国の現状を調査し将来の展望としてまとめたものです。

 欧州のテキスタイル調査機関やコンサルタント、出版社の主筆の協力を得て、欧米のテクニカル・テキスタイルの開発状況を詳細に調査したもので、市場動向については“World Markets for Technical Textiles to 2012”という最新市場調査資料をベースに、世界のテクニカル・テキスタイルの用途別、地域別の詳細動向をまとめました。
 用途開発については、欧州の国際化合繊会議やテクニカル・テキスタイル関係の展示会やシンポジウムの内容や欧州の繊維出版社の編集スタッフからの情報をもとに、最新の情報を紹介しました。輸送機器資材や工業資材、医療資材、建築・土木繊維資材をはじめ、最近のE-テキスタイルなどを詳しく紹介しています。

 また、実際のビジネス開発のために、欧米の代表的なテクニカル・テキスタイル関連企業や大学研究機関、関連する国際展示会・シンポジウムとそのオーガナイザーなどの情報ソースに関して、これらの団体のプロファイルやウェブサイト、住所、電話番号、キーパーソンなどを資料として収録しました。情報取得のアクセスとして役立てて頂ければ幸いです。

    □体裁 A4判 434ページ
    □定価 71,400円 (本体68,000円、消費税3,400円)
    □送料 弊社負担
    □発行 2009年4月

章 目 次

第1章 テクニカル・テキスタイルの概要
第2章 テクニカル・テキスタイルの現状とその特徴
第3章 テクニカル・テキスタイルの市場動向
第4章 テクニカル・テキスタイルの繊維素材
第5章 テクニカル・テキスタイルの加工技術 
第6章 テクニカル・テキスタイルの用途開発
第7章 欧米におけるテクニカル・テキスタイルの活動

詳 細 目 次

 
第1章 テクニカル・テキスタイルの概要 1
 1.1 テクニカル・テキスタイルの登場 1
 1.2 テクニカル・テキスタイルとは ― 定義付け 1
 1.3 テクニカル・テキスタイルの用途分類 2

第2章 テクニカル・テキスタイルの現状とその特徴 
4
 2.1 世界の繊維産業の概況 4
 2.2 日本の化学繊維生産 5
 2.3 テキスタイル産業の変遷 6
 2.4 テクニカル・テキスタイルの特徴 7
 2.5 Technical PushとMarket Pull 9

第3章 テクニカル・テキスタイルの市場動向
10
 3.1 世界の市場動向 ― 年代別・地域別・用途別の需要量の変遷 10
 3.2 欧州市場 11
  3.2.1 テクニカル・テキスタイルの形態別繊維消費量 12
  3.2.2 西欧におけるテクニカル・テキスタイルの交易 19
 3.3 中東欧・トルコのテクニカル・テキスタイル市場 24
 3.4 ロシア・CIS市場 25
 3.5 北米市場 27
  3.5.1 米国のテクニカル・テキスタイルの繊維消費 27
  3.5.2 米国市場におけるテクニカル・テキスタイルの交易 29
 3.6 中南米市場 32
 3.7 アジア市場 33
  3.7.1 アジア全体の需要動向 33
  3.7.2 インド市場 34
  3.7.3 中国市場  35
  3.7.4 韓国市場 36
  3.7.5 台湾市場 38
  3.7.6 Asean市場 38
 3.8 日本市場 39
 3.9 アジア市場の展望 41

第4章 テクニカル・テキスタイルの繊維素材
43
 4.1 繊維素材の分類 43
 4.2 汎用繊維 44
 4.3 天然繊維 44
 4.4 再生繊維 44
  4.4.1 セルロース繊維 44
  4.4.2 溶剤紡糸セルロース繊維(“リヨセル”) 46
  4.4.3 セルロース・アセテート繊維 47
 4.5 汎用合成繊維 48
  4.5.1 ポリエステル繊維 49
    ― 世界の産業用ポリエステル繊維の生産能力 50
    ― 中国の産業用ポリエステル繊維の生産能力 50
  4.5.2 ナイロン繊維 51
  4.5.3 アクリル繊維 53
  4.5.4 ポリオレフィン繊維 55
  4.5.5 PVA繊維(クラレ“ビニロン”) 58
  4.5.6 PEN繊維(帝人、暁星、PenTec) 60
 4.6 無機繊維 60
  4.6.1 ガラス繊維 ― 長繊維ガラス、短繊維ガラス(グラスウール) 61
  4.6.2 セラミックス繊維 62
  4.6.3 その他のセラミックス繊維 66
  4.6.4 玄武岩Basalt繊維 67
  4.6.5 炭素繊維(東レ、東邦テナックス、三菱レイヨン) 69
  4.6.6 耐炎繊維(東邦テナックス“パイロメックス”、SGL“Panox”) 71
  4.6.7 金属繊維(日本精線、Ugitec) 74
 4.7 有機系・高機能性繊維 76
  4.7.1 アラミド繊維(“Nomex”“Kevlar”“Twaron”“Technora”“Kermel”
       “コーネックス”“Newstar”“Armos”“Rusar”)
78
  4.7.2 PBO繊維(東洋紡“ザイロン”)、M-5繊維(DuPont) 82
  4.7.3 PBI繊維(セラニーズ) 84
  4.7.4 PPS繊維(東レ、東洋紡、Diolen、Rhodia) 85
  4.7.5 PEI繊維(GE Plastics“ULTEM”) 87
  4.7.6 メラミン繊維(BASF“Basofil”) 89
  4.7.7 ポリイミド繊維(Lenzing“P84”) 90
  4.7.8 フッ素繊維(東レ“トヨフロン”“テフロン”、Lenzing、W.L.Gore) 91
  4.7.9 ポリアリレート繊維(クラレ“ベクトラン”) 93
  4.7.10 PEEK繊維(Zyex) 95
  4.7.11 ノボロイド繊維(群栄化学/日本カイノール“カイノール”) 95
  4.7.12 超高強力ポリエチレン繊維(DSM/東洋紡“ダイニーマ”、
        Performance Fibers“Spectra”)
96
  4.7.13 ポリケトン繊維(旭化成“Cyberlon”) 100
  4.7.14 ポリアセタール繊維(ポリプラスチック“ジュラコン”) 101
  4.7.15 耐熱性繊維(クラレ“ペイクエント”) 101
 4.8 特定機能繊維 103
  4.8.1 水分特性 ― 吸水性繊維(“モイスケアー”“ランシール”“コラックス”
       “Oasis”“キューブ”“ハイグラ”)
103
  4.8.2 熱・温度特性 ― 保温、放熱、蓄熱繊維 105
  4.8.3 燃焼特性(難燃性) 107
   (1) 難燃ポリエステル繊維(東洋紡、東レ、帝人、Hoechst、Invista) 107
   (2) モダクリル繊維(カネカ“Protex”) 110
   (3) 難燃レーヨン繊維(ダイワボウレーヨン“FRコロナ”、
       オーミケンシ“NEXT-FR”“HOPE-FR”、Lenzing“Lenzing FR”)
112
   (4) その他の難燃繊維素材 114
  4.8.4 電気特性 115
  4.8.5 物理特性 ― 伸縮性繊維  
     (Hyosung、Tae kwang、Invista、Dow Chemical“Dow XLA”)  119
  4.8.6 光特性 ― UVカット繊維、蓄光性繊維 121
  4.8.7 健康・衛生特性 ― 抗菌 消臭繊維 122
 4.9 新繊維 123
  4.9.1 PLA繊維(NatureWorks“Ingeo”、帝人“Biofront”) 123
  4.9.2 ナノファイバー 125

第5章 テクニカル・テキスタイルの加工技術
134
 5.1 糸加工技術(ハイブリッド加工糸) 134
 5.2 布帛形成技術 ― 織布 138
  5.2.1 エアージェット(AJ)織機(豊田自動織機) 138
  5.2.2 ウォータージェット(WJ)織機(豊田自動織機“LWT710”、VUTS“CAMEL-W”) 140
  5.2.3 レピア(RP)織機(Picanol“Opti Max”、SMIT“GS920”) 140
  5.2.4 その他の特殊織機とコードファブリック織機(Sultex、Textil Mach) 141
  5.2.5 細幅織物と織機(Jacob Mueller) 143
 5.3.  布帛形成技術 ― 編成 144
  5.3.1 緯編(島精機) 144
   (1) 横編機(島精機) 147
   (2) 丸編機(福原精機) 148
  5.3.2 経編(Karl Mayer) 148
 5.4 組み物、レース、網 152
  5.4.1 組み物 152
  5.4.2 レース 155
  5.4.3 網 155
 5.5 多軸多層構造布帛(Karl Mayer、Liba、Crossply) 157
 5.6 不織布形成技術 159
  5.6.1 ウェブの形成方法 159
  5.6.2 ウェブ内の繊維接合 164
  5.6.3 不織布基布の技術動向 166
 5.7 スペース(3D)布帛 169
  5.7.1 ダブルラッセル編機のスペースファブリック 169
 5.8 布帛加工技術 175
  5.8.1 紫外線加工 175
  5.8.2 電子線加工 175
  5.8.3 レーザー加工 177
  5.8.4 低温プラズマの概要 178
  5.8.5 低温プラズマ加工(Ahlbrands System GmbH“As Coating Star”) 180
  5.8.6 スパッタリング加工(鈴寅”MASA”) 180
 5.9 コーティング・ラミネーティング技術 184
  5.9.1 加工方式 184
  5.9.2 膜形成法の改良 186
  5.9.3 薬剤の改良  187
  5.9.4 糸コーティング 188
 5.10 裁断・縫製技術 190
  5.10.1 裁断(Gerber Tec、Eurolaser) 190
  5.10.2 縫い糸 191
  5.10.3 縫製(Durkopp Adler、PFAFF、Prolas) 192

第6章 テクニカル・テキスタイルの用途開発
196
 6.1 用途開発と市場展開 196
 6.2 自動車繊維資材 196
  6.2.1 はじめに 196
  6.2.2 自動車繊維資材の展望 196
  6.2.3 自動車用途テキスタイル資材の需要見通し 199
  6.2.4 自動車部品からみた繊維素材の活用 200
  6.2.5 主用途製品各論 201
   (1) 自動車内装資材、シート材 201
   (2) シートベルト 202
   (3) エアバッグ 205
   (4) チャイルドシート 207
   (5) 自動車内装敷物(カーマット) 208
   (6) タイヤコード 210
   (7) アジアのタイヤコード市場動向 219
   (8) CFRPの自動車への応用 220
  6.2.6 最近の自動車テキスタイル資材の開発トピックス 225
   (1) 環境にやさしい快適シート材 225
   (2) 温暖調整の座席シート材 225
   (3) 導電性繊維の導入による電気的加温シート 226
   (4) 消音効果に優れた天然繊維の内装資材 226
   (5) 自動車資材のユニマテリアル概念 226
   (6) 3D立体布帛の内装資材への応用 227
   (7) スマートエアバッグの開発 227
   (8) 新型エアバッグ・モジユールの開発 228
   (9) 新しいタイヤ用ゴム添加物 229
   (10) 高性能エンジンフィルターの開発 230
   (11) 自動車室内エアフィルターの開発 230
   (12) Outlast PCM温度調整自動車シート 230
   (13) 自動車内装資材のトレンド ― 重さが決め手 231
  6.2.7 自動車用繊維資材の現状と展望 ― まとめ 232
 6.3 航空・宇宙資材 233
  6.3.1 エアバスにおける複合材料の応用 234
  6.3.2 ボーイングにおける複合材の応用 235
  6.3.3 ヘリコプターへの応用 237
  6.3.4 国産新型旅客機“MRJ”の軽量化と燃費向上の取り組み 238
  6.3.5 航空機内装 239
  6.3.6 航空機内装資材の軽量化 241
  6.3.7 宇宙構造体への応用 241
  6.3.8 宇宙服 246
  6.3.9 成層圏プラットフォームの膜材 248
 6.4 工業資材 249
  6.4.1 はじめに 249
  6.4.2 フィルター 249
   (1) フィルターの構成 249
   (2) 乾式フィルター 250
   (3) 液体フィルター 257
   (4) フィルター市場の動向 259
   (5) フィルター用繊維素材の開発動向 260
   (6) フィルター組み立て装置、縫製機器、部品の開発 267
   (7) 中国のフィルター市場 268
   (8) 欧州のフィルターメーカー 270
   (9) フィルター、今後の展望 271
  6.4.3 伝動ベルト 271
  6.4.4 研磨材 273
  6.4.5 磨耗材、摺動材 274
  6.4.6 シール材 275
  6.4.7 吸着材 278
 6.5 建築・土木資材・ジオテキスタイル 281
  6.5.1 ジオテキスタイルの性能 281
  6.5.2 欧米での土木分野への繊維資材の応用 287
  6.5.3 素材動向 288
  6.5.4 欧州におけるジオテキスタイルの標準規格 289
  6.5.5 最近の欧州におけるジオテキスタイル技術・商品開発 290
  6.5.6 欧州ジオテキスタイルの今後の課題 295
  6.5.7 建築分野への繊維資材の応用 295
  6.5.8 欧米における建築繊維資材の開発状況 303
  6.5.9 欧米建築繊維資材の素材動向 306
  6.5.10 最近の用途別商品、技術開発動向 307
  6.5.11 建築材料のテキスタイルの応用の展望 315
  6.5.12 調査ソース 316
 6.6 農業資材用途 317
  6.6.1 遮光、遮熱材 317
  6.6.2 保温材 318
  6.6.3 ネット類 319
  6.6.4 べたがけ資材 320
  6.6.5 下敷き用資材 320
  6.6.6 人工培地用資材 321
  6.6.7 移植栽培用紙筒 321
  6.6.8 貯水槽 322
  6.6.9 根域制限栽培用遮根シート 323
  6.6.10 農業用資材の今後の展開 324
 6.7 防護衣料と器具 324
  6.7.1 防護衣料の現状 325
  6.7.2 防弾耐衝撃性素材 327
  6.7.3 耐切創摩擦防止材 329
  6.7.4 防火・耐熱性衣料 330
  6.7.5 耐ガス・化学薬品性衣料 332
  6.7.6 耐NBC衣料・器具 333
  6.7.7 極寒・厳寒境衣料 334
  6.7.8 制電性・導電性衣料 334
  6.7.9 電磁波シールド、UVカット製品 335
  6.7.10 その他、特殊防護衣料 336
  6.7.11 最近の防護衣料・材料の開発(“Carbon X”“Flex-Tech”) 336
  6.7.12 防護衣料 ― まとめ 338
 6.8 包装資材 339
  6.8.1 シート、カバー類 339
  6.8.2 袋類 340
  6.8.3 フレキシルブルコンテナ 340
  6.8.4 フラットヤーン 341
 6.9 衛生材料と医療用途 342
  6.9.1 病院用繊維資材 342
  6.9.2 海外における病院用繊維資材 ― ディスポーザブル?リユース? 344
  6.9.3 不織布製おむつの動向 346
  6.9.4 大人用おむつとその市場 350
  6.9.5 SAPの動向 351
  6.9.6 医療用機能繊維 351
   (1) 人工腎臓と血液浄化療法 352
   (2) 人工肝臓 357
   (3) 人工肺 358
   (4) 人工血管 358
   (5) 白血球除去フィルター(“セパセル”) 359
   (6) ウイルス除去フィルター(“プラノバ”) 359
   (7) 手術用縫合糸 360
 6.10 アクティブスポーツウェアと器具 362
  6.10.1 競技用スポーツ衣料 362
  6.10.2 競技水着の変遷 363
  6.10.3 英国Speedo社の“LZR RACER”の登場 365
  6.10.4 陸上競技ウェア 367
  6.10.5 競技ボールへの革新技術の応用(Adidas“EUROPASS”、PUMA“v1.08”)   368
  6.10.6 スポーツシューズの設計と技術革新(Adidas“Lone Star”、
        Nike“Hyperdunk 2015”、Gore“NET System”、
        IQTEX&BASF“Vayu Verde”)
369
 6.11 スマートテキスタイル 372
  6.11.1 スマートテキスタイルの市場展望 372
  6.11.2 スマートテキスタイル製品の開発状況 373
   (1) ウェアラブル・エレクトロニクス  
      ― コミュニケーション、エンターテインメント 374
   (2) ウェアラブル・エレクトロニクス ― 温暖調整機能 374
   (3) 電気抵抗を利用した温暖コントロール 374
   (4) スペース占有センサー 375
   (5) 電子健康モニタリング 375
   (6) 熱圧センサー 375
   (7) 製品・人物追跡システム 376
   (8) 外観変化の衣料 376
   (9) スマート衛生医療製品 377
   (10) 防しわ性製品 377
   (11) 電子コントロール以外の温暖調整 377
   (12) その他の周囲環境対応衣料 377
  6.11.3 スマートテキスタイル、用途開発の現状と展望、課題 378
  6.11.4 PCMその後の展開 380
  6.11.5 わが国のスマートテキスタイルの開発状況 381
  6.11.6 E-テキスタイル 382
   (1) E-テキスタイルの技術動向 382
   (2) E-テキスタイルの製品開発 ― 英国企業の取り組み 386
   (3) スマートテキスタイル学会でのE-テキスタイル開発の紹介 390
   (4) 各国におけるE-テキスタイル製品の開発状況 391
   (5) 最近のわが国のE-テキスタイル情報  
      ― 平成19年度繊維学会セミナーより 393
 6.12 光ファイバー 394
  6.12.1 光ファイバーへの応用 394
  6.12.2 光ファイバーの補強材 397

第7章 欧米におけるテクニカル・テキスタイルの活動
399
 7.1 展示会・セミナー・シンポジウム 399
 7.2 欧米の繊維・テキスタイル関連の公立の研究開発機関 402
 7.3 欧米のテクニカル・テキスタイル関連企業の紹介 407

第8章 まとめ
434

□ このページのトップへ
□ 材料・素材・技術分野の目次へ