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易開封性包装材料



 メーカーで商品化されたものが流通を通って消費者の手元に届くまで、内容物が漏れたり、変質したり、あるいは意図的に手が加えられたりすることがないよう、基本的には包装はこれまで密封・封緘をいかに完全に行うかという技術を発展させてきたといえます。
 しかし、そのためにややもすると、いかに容易に開けるかということに対しては、おろそかになっていた感があります。開けようと思ってもなかなか開けられなかったり、開いたと思ったら、とんでもない開き方をして中身が飛び散ったりという不快な経験が誰にもあることと思います。

 ここにきて、より便利さを求める消費者の増加、高齢化社会の到来などから、開封を容易にする技術「易開封=イージーオープン」に対するニーズが高まっています。つまり、バリアフリー時代への対応として、易開封性がますます大切な要素になってきました。一般に密封性を高めれば高めるほど、その反面開けづらくなる傾向がありますが、これらを両立させることが強く求められています。
 飲料缶ですっかりお馴染みになった、スコアと開封用プルタブを付けたイージーオープン缶、デザート容器などのシール蓋が簡単に剥がせる易剥離(ピーラブル)包装、袋、シュリンク包装などの軟包装に応用される易引裂き(イージーティア)包装、易開封キャップなど、さまざまな易開封性包装材料が開発されています。
 本レポートでは、これらのさまざまな易開封性包装材料をとりあげ、それらを易剥離、易引裂き、その他に分類して、その原理、特徴、用途などを分かり易くまとめました。過去4年間の易開封性包装材料に関する公開特許についても分類・抄録しました。

 
   □体裁 A4判 270ページ
   □価格 本体69,000円+消費税
   □送料 弊社負担
   □発行 1997年10月
 

章 目 次


 第1章 序論
 第2章 易剥離(ピーラブル)包装材料の基礎
 第3章 ピーラブル包装材料の開発事例
 第4章 ピーラブル包装材料に関する特許
 第5章 易引裂き(イージー・ティア)包装材料の開発事例
 第6章 易引裂き(イージー・ティア)包装材料に関する特許
 第7章 その他のイージー・オープン包装材料
 第8章 その他の易開封性包装材料に関する特許
 
 

詳 細 目 次


第1章 序論
 
1.1 はじめに 1
1.2 易開封性包装とは 2
1.3 封緘に関する法規制 4

第2章 易剥離(ピーラブル)包装材料の基礎
 
2.1 ピーラブル蓋材用シーラント 8
2.2 ピーラブル蓋材の剥離機構 10
2.3 界面剥離タイプ 11
2.4 層間剥離タイプ 11
2.5 凝集剥離タイプ 12
2.6 各種剥離タイプの比較 12
2.7 初期開封強度と易開封性 14

第3章 ピーラブル包装材料の開発事例
 
3.1 概要 16
3.2 出光石油化学(株)の「マジックトップ」「アルミック缶」外からは易開封、内からは難開封 17
 3.2.1 「マジックトップ」の原理 18
 3.2.2 「マジックトップ」の特徴 19
 3.2.3 「マジックトップ」のシートグレードと物性 19
 3.2.4 「マジックトップ」の用途 21
 3.2.5 「アルミック缶」の特徴 23
 3.2.6 「アルミック缶」の素材構成と構造 24
3.3 住友ベークライト(株)の「スーパーピールトップ」外からは易開封、内からは難開封 25
 3.3.1 「スーパーピールトップ」の特徴 25
 3.3.2 「スーパーピールトップ」の原理と利用分野 26
 3.3.3 「スーパーピールトップ」の密封性と易開封性 27
3.4 東洋製罐(株)の「エポックシール」外からは易開封、内からは難開封 28
 3.4.1 はじめに 28
 3.4.2 「エポックシール」の構造と易開封機構 28
 3.4.3 「エポックシール」の材料構成 31
 3.4.4 「エポックシール」の製造プロセス 32
 3.4.5 「エポックシール」の特性と用途 32
 3.5 東洋アルミニウム(株)の「花びらシール」外からは易開封、内からは難開封 35
 3.5.1 はじめに 35
 3.5.2 「花びらシールシステム」の原理 35
 3.5.3 剥離テスト結果 37
3.6 東洋アルミニウム(株)の「E.O.パウチ」外からは易開封、内からは難開封 38
 3.6.1 はじめに 38
 3.6.2 「E.O.パウチ」の構造 39
 3.6.3 「E.O.パウチ」のタイプとその特徴 40
 3.6.4 「E.O.パウチ」の特徴 42
 3.6.5 「E.O.パウチ」の性能 42
 3.6.6 「E.O.パウチ」の用途 43
 3.6.7 「チャック付きパウチ」 44
 3.6.8 「リシールパウチ」 45
3.7 三菱アルミニウム(株)の2層式蓋材「アルザアップ」 46
 3.7.1 はじめに 46
 3.7.2 「アルザアップ」の構成と特徴 46
 3.7.3 「アルザアップ」の易剥離性 48
 3.7.4 「アルザアップ」の開口部の形状と用途 49
3.8 東洋アルミニウム(株)の部分開封蓋材「P.O.TOP」 49
 3.8.1 「P.O.TOP」の構成 49
 3.8.2 「P.O.TOP」の特長 50
 3.8.3 「P.O.TOP」の種類と用途 51
 3.9 三菱化学(株)、和田化学工業(株)の「VMX」フィルム ポリマーアロイによるシール 強度のコントロール 51
 3.9.1 はじめに 51
 3.9.2 「VMX」フィルムの相構造と易剥離性発現機構 51
 3.9.3 「VMX」フィルムの性能 54
 3.9.4 「VMX」の特徴 56
 3.9.5 「VMX]のグレードと易剥離性 58
3.10 三井・デュポンポリケミカル(株)のシール樹脂「CMPS」 ポリマーアロイによるシール 強度のコントロール 63
 3.10.1 概要 63
 3.10.2 「CMPS」のシール特性 63
 3.10.3 「CMPSフィルム」の特徴 67
 3.10.4 アイオノマー樹脂「ハイミラン」 68
3.11 東燃石油化学(株)の[EPLフィルム」 68
 3.11.1 「EPLフィルム」の剥離機構と特徴 68
 3.11.2 「EPLフィルム」のヒートシール特性 69
 3.11.3 「EPLフィルム」の用途 70
3.12 サンエー化学工業(株)の「サンシール」「サニコン」 70
3.13 中村物産(株)の再封可能な蓋付きピロー包装体 72
 3.13.1 開発の経緯 72
 3.13.2 再封可能ピロー包装体の特徴 72
 3.13.3 気密性および長期安定性 73
3.14 東タイ(株)の「ヒクト」「ヒクトレンジパック」 75
 3.14.1 「ヒクト」 75
 3.14.2 「ヒクトレンジパック」 76
3.15 (株)メイワパックスの「レンジ調理専用袋MP-2001」 76

第4章 ピーラブル包装材料に関する特許
 
4.1 易開封性包装材料に関する特許出願動向 79
4.2 平成5年公開特許(ピーラブル包装材料) 81
4.3 平成6年公開特許(ピーラブル包装材料) 94
4.4 平成7年公開特許(ピーラブル包装材料) 106
4.5 平成8年公開特許(ピーラブル包装材料) 120

第5章 易引裂き(イージー・ティア)包装材料の開発事例
 
5.1 はじめに 146
 5.1.1 易引裂き包装材料の開発動向 146
 5.1.2 シュリンク包装の易開封方法 146
5.2 (株)細川洋行の「FCカット」 ラミネート前の原反に粗面加工 149
 5.2.1 概要 149
 5.2.2 開発の経緯 149
 5.2.3 「FCカット」の特徴 150
 5.2.4 「FCカット」包材の物理的強度およびガスバリア性 150
 5.2.5 易引裂き性の評価 153
 5.2.6 「FCカット」の用途 153
5.3 旭化成ポリフレックス(株)の「マジックカット」「リングカット」「マジックオープン」 シール端縁に微細な傷痕 154
 5.3.1 背景 154
 5.3.2 「マジックカット」の易開封性 155
 5.3.3 「マジックカット」の特徴 157
 5.3.4 「マジックカット」の適用 158
 5.3.5 「リングカット」 マジックカット応用技術 159
 5.3.6 「マジックオープン」 全面微多孔フィルムとの組合わせ 160
5.4 岡田紙業(株)の「Hi-GAL」 多層フィルムの一部にだけカットライン 161
 5.4.1 概要 161
 5.4.2 「Hi-GAL」フィルムの構成と用途 161
 5.4.3 「Hi-GAL」の諸特性 163
 5.4.4 「Hi-GALリニアカットフィルム」 166
 5.4.5 「Hi-GALチドリカット」 168
5.5 大日本印刷(株)の「Laser Tear Guide」 169
5.6 岡田紙業(株)の「らくらくカット」 内装テープ付き袋 ナイロン6/MXD6二軸延伸フィルム 170
5.7 出光石油化学(株)の「ユニアスロンTB」 171
 5.7.1 概要 171
 5.7.2 「ユニアスロン」の易引裂性・直線カット性 171
 5.7.3 他社易引裂き性付与技術との比較 173
 5.7.4 易引裂き性発現の原理 174
 5.7.5 「ユニアスロンTB」の一般物性・実用物性 175
 5.7.6 「ユニアスロンTB」のガスバリア性 176
 5.7.7 「ユニアスロンTB」の口元カール性 178
 5.7.8 「ユニアスロンTB」の耐熱性 179
 5.7.9 「ユニアスロンTB」の用途 179
 5.7.10 「ユニアスロンTB」と「ユニアスロンHP」の比較 182
5.8 日本石油化学(株)の「NPフィルム」 縦一軸延伸HDPEフィルム 183
5.9 本州産業(株)の「ニューアック1000システム」 シュリンク包装の易開封方法 185
 5.9.1 「ニューアック1000システム」の易開封機構 185
 5.9.2 「ニューアック1000システム」のタイプと適用 186
5.10 信越ポリマー(株)の「シンエツイージーオープン包装システム」 シュリンク包装の易開封方法 186
5.11 フジシール(株)の惣菜・弁当用開封ラベルシステム 187

第6章 易引裂き(イージー・ティア)包装材料に関する特許
 
6.1 平成5年公開特許(易引裂き包装材料) 190
6.2 平成6年公開特許(易引裂き包装材料) 197
6.3 平成7年公開特許(易引裂き包装材料) 202
6.4 平成8年公開特許(易引裂き包装材料) 216

第7章 その他のイージー・オープン包装材料
 
7.1 イージー・オープン缶 230
7.2 (有)谷啓製作所のスチール製「WセーフティEOE」 231
 7.2.1 「WセーフティEOE」とは 231
 7.2.2 「WセーフティEOE」の特性 232
 7.2.3 セーフティ開封機構 233
 7.2.4 「WセーフティEOE」の応用分野と特長 235
7.3 日本クラウンコルク(株)の「リンガード」キャップ 235
 7.3.1 概要 235
 7.3.2 「リンガード」キャップの構成と機能 236
 7.3.3 「リンガード」の特徴と適用 238
7.4 東洋アルミニウム(株)の座薬用パッケージ「Tensile Pack」 239
7.5 東洋アルミニウム(株)の電子レンジ対応「アルエレパウチ」 241
7.6 花王(株)の易開封性フラットトップ型ミルクカートン ミシン目入りカートン 242
 7.6.1 開発の経緯 242
 7.6.2 易開封性付与のための検討 243
 7.6.3 易開封性フラットトップ型ミルクカートンの特徴 244
7.7 大日本印刷(株)「ひっぱり上手」 タブ付き牛乳カートン 245
 7.7.1 開発の経緯 245
 7.7.2 「ひっぱり上手」の開発方針と対応 246
7.8 東洋科学(株)の易開封性紙パック「スパット・パック」 プルタブ付き紙パック 247
7.9 (株)カナエの「Gパック」「デルーン」「カナパック」 250
 7.9.1 易開封液体包装「Gパック」 250
 7.9.2 易開封包装容器「デルーン」 251
 7.9.3 液体ブリスター包装「カナパック」 251

第8章 その他の易開封性包装材料に関する特許
 
8.1 平成5年公開特許(その他の易開封性包装材料) 235
8.2 平成6年公開特許(その他の易開封性包装材料) 259
8.3 平成7年公開特許(その他の易開封性包装材料) 265
8.4 平成8年公開特許(その他の易開封性包装材料) 268

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